2016.01.20
保存版!優秀な人材を集める採用サイトのデザイン・コンテンツとは?
あなたは向上心の高い優秀な学生やキャリア採用者(中途採用者)を獲得するための、効果的な採用サイトの制作方法・考え方をご存知ですか?Webを活用した優秀な人材集めが上手くいかず悩んだり、どういったレイアウト・デザインが最適で、どのようなコンテンツアプローチをすることが効果的なのか悩んでいませんか?
結論として、採用サイトは応募者の目線に立ち、学生と転職者に異なるコンテンツアプローチをすることが重要です。なぜなら、学生と転職者では就職観や企業選択の決め手が大きくことなるからです。
事実、学生の企業選択の決め手第一位は「やりたい仕事ができる会社」で、転職者は「給与や福利厚生が良い」です。(参考:2015年卒マイナビ大学生就職意識調査・マイナビ2014年仕事に関する意識調査)
いまや企業が人材を選ぶのではなく、求職者に企業が選ばれる時代です。ですから、ただ募集事項を掲載するのではなく、自社の働きがいや働きやすさを効果的にアピールすることが重要となるのです。そこで今回は、「保存版!優秀な人材を集める採用サイトのデザイン・コンテンツとは?」をご紹介します!
そもそも採用サイトとは?
採用サイトとは、求人媒体には載せきれない自社の魅力や文化をアピールし、閲覧者に働きがいや働きやすさをイメージしてもらい、最終的に優秀な人材を獲得するために必要不可欠なツールのことです。
採用サイトにおける考え方は様々ですが、優秀な人材を獲得する一般的な手段として、求人媒体(求人サイト等)は認知向上が目的と位置づけ、応募に繋げる手段として自社の採用サイトを活用します。
なぜ採用サイトが重要なのか?
では一体なぜ、採用サイトが重要なのでしょうか?それは、求人サイト等だけでは優秀な人材獲得が難しいからです。ただ人材を集めることだけが目的なら、求人サイトだけで十分だと思います。
しかし、企業が必要としているのは「仕事内容を正しく理解し、志を高く持った、長く続けてくれそうな人材」ですよね。そうでなければ企業の事業活性化には繋がらないからです。
そして、そういった人材を獲得するには企業理念や文化、そしてビジョンに賛同してもらえた上で、誇りを持って働けるイメージを持ってもらえることが重要です。それらは求人サイトだけではとても伝え切れませんよね。ですから、優秀な人材獲得のためには、自社の採用サイトを活用することが必要不可欠なのです。事実、学生や転職者が企業情報を得る手段として必ずといっていいほど採用サイトが上げられます。
採用サイトのコンセプト
では早速、優秀な人材を集める採用サイトのコンセプトをご紹介します!ずばり、採用サイトは応募者の目線に立ち、学生と転職者で異なるコンテンツアプローチをすることが重要です。
学生には待遇よりも働きがい・働きやすさ・キャリア形成をイメージできるアプローチが必要で、転職者には給与や福利厚生など待遇を分かりやすくした上で、企業文化や技術向上の仕掛けなどで他社と差別化することが必要です。ではなぜそのようなコンセプトになるのか、裏づけを数字で見てみましょう。
学生と転職者ではその就職観や企業選択の決め手が大きく異なりますよね。ですから、学生と転職者では異なるコンテンツアプローチが重要となるのです。(参照:2015年卒マイナビ大学生就職意識調査・2014年仕事に関する意識調査)
採用サイトのデザイン
続いて、採用サイトに必要なデザインをご紹介します!ずばり、採用サイトはシンプルで分かりやすいことが重要です。なぜなら、学生や転職者が採用サイトに求めるものは「分かりやすさ」と「膨大な情報量」と言われているからです。
何か明確なブランドイメージやコンセプトがあるのであれば、インパクトの強いデザインでも構いませんが、基本的にはシンプルで分かりやすいことを心がけましょう。例として、「これは!」と思った採用サイトをご紹介させていただきます。
採用サイトに必要なコンテンツ
学生向けの新卒採用サイトに必要なコンテンツは下記です。待遇よりも働きがい・働きやすさ・キャリア形成を明確に伝えるためのコンテンツ設計です。
- キービジュアル
- 社員インタビュー
- 代表メッセージ
- 企業ビジョン
- 会社概要
- 事業紹介
- 企業文化・カルチャー
- 新入社員体験動画(差別化要素)
- 技術向上の仕掛け(差別化要素)
- 研修/人材育成制度(差別化要素)
- インターンシップ紹介
- 募集事項
転職者向けのキャリア採用サイトに必要なコンテンツは下記です。給与や福利厚生など待遇を分かりやすくした上で、企業文化や技術向上の仕掛けなどで他社と差別化するためのコンテンツ設計です。
- キービジュアル
- 社員インタビュー
- 会社概要
- 企業文化・カルチャー
- 技術向上の仕掛け(差別化要素)
- 選考の流れ
- 募集事項
主なコンテンツアプローチ
新卒orキャリア採用ページトップ
採用サイトのトップページは前提条件として、各コンテンツへの導線設計が明確なWebページにしなければなりません。また、ファーストビューにおいて学生や転職者の心に響くような、企業ビジョン等をキャッチコピー化させたキービジュアルを用いたアプローチが効果的です。
どんなキャッチコピーにしていいのか悩んでしまう際は、「どれだけ人々の生活に貢献できるか」ということにフォーカスしたキャッチコピーにしてみましょう。例えば、下記のタカラトミーのキャッチコピーは「宝物をつくろう」です。
詳しい説明はなくとも、瞬時に「自分の作ったものが誰かの一生の宝物になる」という、その会社に入社した際の働きがいを感じることができますよね。本当に素晴らしいキャッチコピーです。二つ上のコンテンツ「採用サイトのデザイン」にてご紹介した採用サイトも、キャッチコピーが秀逸なのでぜひご参照ください。
社員インタビュー
採用サイトにおける社員インタビューは前提条件として、その企業は働きがいがあるというイメージを持ってもらうことと、どのようなキャリア形成ができるかというイメージしてもらうことがポイントです。
そうすることで優秀な人材に効果的なアプローチとなり、また「この企業は自分に合わない」と予め応募者を良い意味でフィルタリングする役割もあります。ですから、ただインタビューをするのではなく、下記のようなコンテンツ設計が必要です。
- その人の顔写真と名前
- 自然とインタビューの雰囲気が伝わる写真
- 担当業務とそれに対する思い
- 自分なりに大切にしていること
- 今後のテーマ
- その人の一日(差別化要素)
- プライベート(差別化要素)
インタビューは「誰が」語っているかが重要なので、顔写真や名前はもちろん、担当業務まで掲載しましょう。また自然とインタビューの雰囲気が伝わる写真は、コンテンツの理解促進に繋がります。少しボリューミーですが、その人の一日やプライベートに関することを掲載することも重要です。
なぜなら、やはり仕事とプライベートの両立がイメージできる企業は学生や転職者からの評価が高いからです。また、社員インタビューにて自分なりの理念や目標を公開するということは、各社員にとってモチベーションの向上に繋がり、結果として業績向上に繋がっている企業はたくさんあります(こういった取り組みをインナーブランディングといいます)。
社員インタビューは優秀な人材獲得だけでなく、自社の業績向上にも繋がるのです。例として、下記のWebページが非常に作りこまれた社員インタビューとなっているので、ぜひご参照ください。
企業文化・カルチャー
企業文化・カルチャーは前提条件として、どれだけ働きやすく、どのようにして技術向上が図れるかということをイメージしてもらうことがポイントです。ですから、下記のようなコンテンツ設計が必要です。
- 働きやすさの仕掛け
- 技術向上の仕掛け
- 組織活性化の仕掛け
働きやすさの仕掛けは主に福利厚生を始めとしどれだけ意見が言い易い環境かなど、技術向上の仕掛けは社内勉強会やどのような挑戦制度があるか、組織活性化の仕掛けはどのような評価制度や人事制度があるかなどを掲載します。
そうすることで応募者に企業文化をイメージしてもらえ、その文化に賛同してくれる向上心の高い人材を集めることができます。また企業文化を公開することも、先程ご紹介したインナーブランディングに繋がります。
ですから、どれだけ働きやすく、どのように技術向上が図れるかということをイメージしてもらうために、そしてインナーブランディングのためにも企業文化やカルチャーをコンテンツとして用意しましょう。例として、下記のWebページが企業文化・カルチャーに力を入れており、事実、2015年発表の働きがいランキングでも一位に輝いています。
新入社員体験動画
新入社員体験動画は前提条件として、入社したらどのような業務を任せてもらえるのかをイメージしてもらうことがポイントです。特に学生は待遇面よりも入社後のイメージを伝えることが重要なので、動画でコンテンツを伝えるのはとても効果的ですし、入社後に「イメージと違った」という価値観の相違を未然に防ぐこともできます。
ですから入社後のイメージを明確にもってもらうために新入社員体験動画を掲載しましょう。このコンテンツを実際に掲載している採用サイトはあまり多くないのですが、徐々に増えてきているのも事実です。例として、下記のWebページは下部に体験動画を掲載しています。
また、新入社員ではありませんが社員の一日としてサイバーエージェント社員の一日を知るというコンテンツもあります。ぜひご参照ください。
まとめ
いかがでしたか?向上心の高い優秀な学生や転職者を採用するには、やはり綿密に設計された採用サイトが必要不可欠です。人材獲得に積極的な企業の採用サイトは、年々新しいコンテンツアプローチをしてきています。
従来までは社員インタビューなど顔写真を掲載することはあまり例を見ませんでしたが、ここ最近は多くのサイトで採用されていますよね。優秀な人材獲得のためにも、もう一度あなたの採用サイトを見なおしてみてはいかがでしょうか?